最近ビットコインの売買に加えて、NFTとかにも興味出てきて触るようになったんだけど、いろんな手数料が気になるんだよね…
暗号資産の取引所を見直すタイミングかもね!
用途によって取引所を使い分けよう!
Contents
販売所は本当に手数料無料?
多くの暗号資産取引所で、取引手数料「無料」と書かれているのを見かけます。しかし、色々な情報をとっていくうちに「〇〇の取引手数料は高い!」などと書かれているのを見て、「あれ?無料じゃなかったっけ?」と思ったそこのあなた。
カニも最初は「手数料無料」というのを盲目的に信じて疑わず、多くの隠された手数料を支払ってきました…!そう、その「隠された手数料」こそ、『スプレッド』なのです!!「手数料無料」とうたっている取引所では確かに固定された手数料は無料になっています。
ですが、「販売所」で暗号資産を購入すると、必ず自分が購入した(売却した)金額の中に、「スプレッド」という手数料が含まれています。このスプレッドは各取引所によってパーセンテージは異なりますが、平均してどこも3%前後のスプレッドを設定しているようです。
このスプレッド、どのくらい取られているのか、どうやって知るのかというと単純に「販売所」での「売値」と「買値」の差額を見れば良いのです。なので、もし同じ瞬間に、同じレートで暗号資産を買って、すぐ売ったとしても(物理的には不可能ですが)買った値段で売ることはできません。必ずマイナスになると思います。これが取引所に支払っている「スプレッド」という見えない手数料ですね。
例えば、数字をわかりやすくするために1BTC=100万円の時に、1BTCを購入するとします。
販売所で購入する場合スプレッドが含まれるので、購入金額は実際の100万円よりも3%高い103万円となります。
そしてその1BTCを再び100万円ピッタリの時点で売っても、売却金額は100万円より3%安い97万円となります。
この場合、103万円-97万円の差額の6万円がスプレッドとなります。
実際は1BTCが300万円(2022年7月時点)とかしますので、このスプレッドはなかなか馬鹿にできませんよね!
販売所での売買は初心者にはオススメ
とはいえ、初めて暗号資産を購入する、という方にはやっぱり分かりやすくて買い間違いの少ない、販売所での購入をオススメします。
カニも一番最初は販売所で少しづつ暗号資産を買いためていくところから始めました。カニの主な暗号資産の増やし方は、単純に「安い時に買って、高い時に売る」というものなので、多少の手数料を気にして買わないでいるより、タイミングが重要でしたし、何よりはじめてみないと仕組みが全然理解できません。
一番最初はCoincheckの販売所で安い時にコツコツ買い溜めて、値上がりした時に売却しただけで、20万円ほどの利益を得ることができました。
そこから、『そろそろ本格的に勉強してみよう』と思い、色々な取引所の比較をしてみたり、手数料について学び始めたりし始めました。
これから暗号資産をはじめてみようかな、と思っている方は、まず販売所で売ったり買ったりしてみるところからスタートするのがいいと思います。
販売所、取引所の違い
このように、販売所での売買は分かりやすく、親切な設計のため初心者の方にはオススメでありますが、その分手数料を取引所にお支払いしている、という側面があります。
では、取引所での取引はどうなっているのか、というと、「売りたい」「買いたい」と思っている個人のユーザー間で直接やり取りがされるため、手数料は格安か、無料になっているケースが多いです。
ここではスプレッドは取られません。取引所によっては、取引手数料を支払うどころか、むしろもらえる!なんていうビックリお得な仕組みもあります。
販売所での取引方法「成行注文」「指値注文」とは?
取扱所での売買方法は2種類あって、「成行」と「指値」です。
「成行」はその時のレートで「今、買います!」✋ってその瞬間手をあげて買い落とすイメージですね。
「指値」は自分で「この値段だったら買いたい(売りたい)🤔」という金額を指定して、その金額で買ってくれる(売ってくれる)相手をじっと待つイメージです。
「指値注文」は自分が希望した値段で買える反面、いつ買えるか分からない、というデメリットがあります。少しレートから離れた金額を指定すると、なかなか注文が成立しないので注文したこと自体を忘れてしまうことも…😅
指値注文をすると、取引がまだ成立していなくても(取引注文を出した時点で)自分の口座残高を使ったものとして動かせなくなってしまうので、注意が必要です。もちろん後から指値のキャンセルも可能ですよ。
「成行注文」か「指値注文」かによっても手数料が違ったりもするので、自分の取引方法にあった取引所、取引方法を選んでくださいね!
各取引所の、取引所での手数料比較!
ここで各取引所の取引所での手数料を比較してみましょう!
比較するポイントは、
・取引所での売買手数料
・暗号資産の送付手数料
・最低注文数
・日本円の出入金手数料
の4点です!
bitFlyer、Coincheck、GMOコイン比較表
bitflyer | Coincheck | GMOコイン | |
売買手数料(成行) | 0.15%※取引量と銘柄により異なる | 0% →R4.8月10日から【ETC/JPY】は0.1%に! | 0.05% |
売買手数料(指値) | 0.15%※取引量と銘柄により異なる | 0% →R4.8月10日から【ETC/JPY】は0.05%に! | -0.01% |
最低取引額 | 0.001 BTC~ | 0.005BTC~ | 0.0001BTC~ |
送金手数料 | 0.0004BTC | 0.0005BTC | 無料 |
日本円の入金手数料 | 住信SBIネット銀行からのみ無料。※その他330円 | 無料※銀行によっては振込手数料がかかる場合がある | 無料※銀行によっては振込手数料がかかる場合がある |
日本円の出金手数料 | 三井住友銀行で3万円未満の場合220円。(その他銀行で、3万円以上の場合770円) | 407円 | 無料※出金最低金額は一応1万円だが、全額出金の場合は定めなし |
Bitflyer手数料詳細
売買手数料
Bitflyerでは、ビットコインやアルトコインを売買する際、0.15%の手数料がかかりますが、取引量によって手数料が変わるシステム。
直近 30 日の取引量 | 簡単取引所/Lightning 現物 (ETH/BTC、BCH/BTC を除く) |
10 万円未満 | 0.15% |
10 万円~ 20 万円未満 | 0.14% |
20 万円~ 50 万円未満 | 0.13% |
50 万円~ 100 万円未満 | 0.12% |
100 万円~ 200 万円未満 | 0.11% |
200 万円~ 500 万円未満 | 0.10% |
送金手数料
送付手数料 | ビットコイン | 0.0004BTC |
イーサ(イーサリアム) | 0.005 ETH | |
モナコイン | 無料 | |
リスク | 0.1 LSK | |
リップル(XRP) | 無料 | |
ステラルーメン | 無料 |
最小発注数量
取扱通貨ペア | 単位 | 最小発注数量 |
---|---|---|
BTC/JPY | BTC | 0.001 |
ETH/BTC | ETH | 0.01 |
ETH/JPY | ETH | 0.01 |
XRP/JPY | XRP | 0.1 |
XLM/JPY | XLM | 0.1 |
MONA/JPY | MONA | 0.1 |
日本円の入出金手数料
入金
銀行振込手数料 | 各銀行所定額 |
クイック入金手数料(住信SBIネット銀行からご入金の場合) | 無料 |
クイック入金手数料(住信SBIネット銀行以外からご入金の場合) | 330 円(税込)/件 |
出金
3 万円未満のご出金 | 3 万円以上のご出金 | |
お客様の銀行が三井住友銀行の場合 | 220 円(税込) | 440 円(税込) |
お客様の銀行が三井住友銀行以外の場合 | 550 円(税込) | 770 円(税込) |
bitFlyerまとめ
- 取引所での手数料はビットコイン、アルトコイン共に0.15%(月の取り扱い量が多いと手数料が減る)
- 送付手数料はビットコインは0.0004BTC、リップルは無料なのでCoincheckよりは少し安い。(0.0001BTCは1BTC=300万とすると300円くらいの差)
- 最小注文数は【BTC/JPY】で0.001 BTC。(1BTC=300万とすると3000円)
- 日本円の出入金は、SBIネット銀行だと入金無料、三井住友銀行からの出金であれば220円〜と、複数の銀行をつか分けなければならず、管理が面倒。
- 3万円以上の出金は440円〜とCoincheck(一律407円)と比べても少し割高感を感じる。普通は3万円以上の出金が多いでしょう。
Coincheck手数料詳細
単純にビットコインを売買したいのであれば、コインチェックは売買手数料が無料だったのでオススメです!
ただし、R4.8月10日の15時からETC(イーサリアムクラッシック)という銘柄を日本円で購入する場合は売買手数料が有料になるというお知らせが入りました!ちょっと残念…😭
でもビットコインの取引のみをしたいという方も多くいらっしゃると思うので、引き続きオススメではあります。(ビットコインの購入は今のところ無料)
取引所手数料
2022年8月10日まで
成行注文 | 指値注文 |
0.000 % ※銘柄問わず | 0.000 % ※銘柄問わず |
2022年8月10日15時ごろ以降↓ ※ETC/JPYの手数料が変更になります!
取扱通貨ペア | 成行注文 | 指値注文 |
ETC/JPY | 0.1 % | 0.05 % |
その他 | 0.000 % | 0.000 % |
最低購入金額
取引所での、最低購入金額は日本円で購入する場合は、500円かつ0.005BTC以上から。
つまりビットコインの値段が300万円くらいの時は15000円分くらいは最低購入しないといけないということですね。
結構高いです。
入出金手数料
銀行振込(日本円) | 無料(振込手数料は、お客様負担です。) | |
コンビニ入金 (入金額から手数料が差し引かれます) | 3万円未満 | 770 円 |
3万円以上30万円以下 | 1018 円 | |
クイック入金 (入金額から手数料が差し引かれます) | 3万円未満 | 770 円 |
3万円以上50万円未満 | 1018 円 | |
50万円以上 | 入金金額×0.11% + 495 円 | |
日本円出金 | 407 円 |
送金手数料
BTC | 0.0005 BTC |
ETH | 0.005 ETH |
ETC | 0.01 ETC |
LSK | 0.1 LSK |
XRP | 0.15 XRP |
Coincheckまとめ
- 取引所の手数料は成行、指値共に0.00%と、売買だけならCoinchek一択。(ETC/JPY除く)しかし、取引所での取り扱い銘柄が4種類しかないのが痛い。(イーサ、リップルなども取り扱いなし)
- 取引所の最低注文数は、0.005BTCから。つまりビットコインの値段が300万円くらいの時は15000円分くらいは最低購入しないといけないということに。けっこう高め。
- 暗号資産の送金手数料はビットコインは0.0005BTC、イーサリアムはBitflyerと一緒、リップルは0.15XRPと少し高め。送付にはあまりオススメできない。
- 日本円出入金は、入金は手数料無料(振込元の銀行によって手数料がかかる場合あり)出金は一律407円とシンプルでそこまで割高感はない。
GMOコイン手数料詳細
取引所での手数料
銘柄名 | 成行注文 | 指値注文 |
BTC,ETH,XRP,DAI | 0.05% | -0.01% |
その他 | 0.09% | -0.03% |
最低購入金額
銘柄名 | 最小注文数 |
BTC | 0.0001BTC / 回 |
ETH | 0.01ETH / 回 |
XRP | 1XRP / 回 |
送金手数料
GMOコインの最大の神ポイントとなる送金手数料。なんとGMOコインでは全て無料なんです!!これは本当にありがたいし、暗号資産の送金を頻繁におこなう方には超オススメなポイントです。
銘柄 | 手数料 | 最小数量 | 所要時間 |
BTC | 無料 | 0.02 BTC / 回 | 最短30分 |
ETH | 無料 | 0.1 ETH / 回 | 最短10分 |
XRP | 無料 | 50 XRP / 回 | 数秒~ |
入出金手数料
こちらも神ポイント!GMOコインでは全ての入出金手数料が無料です!!
即時入金 | 無料 |
振込入金 | 無料 ※銀行に応じて、銀行側の振込手数料がかかることがあります。 |
出金 | 無料 ※日本円の大口出金の場合は手数料が発生します。 ※詳細については、こちらをご確認ください。 |
GMOコインまとめ
- 取引所手数料はかなり安い手数料であるうえ、指値注文であればなんと手数料がもらえるのでかなりお得に取引できる。
- 成行で注文する場合は0.05%と、bitflyerよりは安いが、Coincheckよりは高い、という結果に。(でも取り扱い銘柄はGMOコインがダントツ多い)
- 最低取引量が、0.0001 BTC / 回と、かなり安め!(銘柄によって異なる)桁が一つ違うので他よりも手軽に取引できる。
- 暗号資産の送付手数料が、なんと無料というのがGMOコインの一番スゴイところ。ただし、送付する最低金額が少し大きめに設定されているので、注意が必要。(最低送付金額はビットコインの場合0.02BTC。1BTC=300万円とすると最低6万円分からの送付となる)
- 人気の高い銘柄の送付は時間がかかることを念頭に入れる必要あり。
- 日本円の出入金は基本的に無料。
- 提携している銀行数も多く、GMOコインのアカウントからそのまま銀行の入金画面に移ることができ、ミスが少なくスムーズに入金することが可能な上、即時入金ができて、即 暗号資産の売買が可能。
3つの取引所こんな使い分けがオススメ
- ただビットコインを買ったり売ったりして、積み立ても含めガチホ派にオススメ→Coincheck(初心者にも)
- 暗号資産を購入し、NFTやDefiなどいろんなWeb 0.3サービスを使いたい方にオススメ→GMOコイン
- 普段の買い物をクレジットカードで行い、ポイントを暗号資産で貯めたい方にオススメ→bitFlyer ※今回の記事では詳しく触れませんでしたが、bitFlyerでは0.5~1%の還元率でビットポイントを貯められます!詳しくはこちら
いかがでしたでしょうか?3つの取引所を比べてみましたが、どれもそれぞれ良い点や特徴がありましたね。3つ全て口座を開設して、それぞれの用途に応じて使い分けるのが一番のオススメです!!